Hello everyone!
さて、今回はもものフォームローリング・筋膜リリースとそれがどうヒップリフトに繋がっているのかについて、より詳しく説明していきたいと思います。
以前の記事で、フォームローリングはパフォーマンス向上に繋がると書きました。フォームローリングをすれば、張ってる、普段使い過ぎている筋肉を和らげることによって、筋肉・関節の可動域を広げることが出来ます(※Sullivan et.al 2013).
体は日々の体勢の影響により、普段使う筋肉と使わない筋肉とわかれていきます。そこで普段から使う筋肉が張ってしまって、普段使わない筋肉が弱くなっていきます。結果的に、バランスが悪い体が出来上がります(悪い姿勢や痛みやすい体の原因となります)。
日常生活を通して、多いに下半身を使います。この影響でももの前の筋肉がパンパンに張る事が多いです。ですので、注目すべき張っている筋肉は「前もも」です!前ももは現社会もっとも張っている筋肉の一つで、下半身の中では一番張っている筋肉と言っても過言ではないでしょう。張っている筋肉は見た目にも悪影響があります。前ももが張っていると、付け根の部分がモッコリになり、脚が全体的に太く見えます。
体の一部が張っていると、同時に弱い部分もあるはずです。現社会、普段から長時間座る人が多いです。通勤する時、仕事をする時、ご飯を食べる時など、とにかく多くの人々はいっぱい座っています。この影響で体はお尻の筋肉を使わない癖がついてしまいます。ですので、注目すべき弱っている筋肉は「お尻」です!
張っている前ももと弱いお尻の筋肉、この状態でエクササイズをしたとしても、体はどうしても普段必要以上に使っているももに頼ってしまい、使い慣れてないお尻を無視します。結果的にドンドン体のバランスが悪くなってしまい、いずれは腰痛などの怪我にも繋がる可能性が増していきます。「体のために」と思っていたエクササイズが実は、体のバランスを余計悪くすると言う皮肉な結果を出します!
そこでフォームローリング・筋膜リリースが登場する番です。これを前ももの筋肉に実行すると、張っているのを柔らかくすることができます。この柔らかい状態でトレーニングをすると、体は別の筋肉を使う可能性が高くなります。正しく、お尻の筋肉にきて欲しいところです!そこで前もものほぐしに付け足して、さらにお尻に集中した覚醒エクササイズを行うと、より体がお尻の筋肉を利用していきます。
「お尻に集中したエクササイズ」と聞くと、今流行りのスクワットをイメージする人が多いと思われますが、実はあまり良くないです!なぜかと言うとスクワットは多数の筋肉を使うエクササイズなので、今まで体が必要以上に頼ってきたスクワ前ももの筋肉を使う恐れがあります。ですのでスクワットは逆に避けて欲しいです!どのようなエクササイズが一番いいかは次の記事の時に紹介します。
ヒップリフトを目指す皆さん!ぜひ前もものフォームローリングを実行してみてください。
上の画像のようにローラーに乗って上下にゆっくりコントロールしながら転がしてください。「痛い=凝ってる」なので、痛い場所から逃げず、じっくりやる様にしてください。もし痛すぎるのであれば、体重の乗せ具合をうまく調整して、痛みをコントロールする事が出来ます。柔らかくなるにつれ、痛みもマシになっていくはずです。やるタイミングとして、血流が増す、筋肉がより和やらかいお風呂上がりがいいと思います。
もちろんトレーニング以外の時でも、この前もものフォームローリングをやるだけで十分な意味がありますので、普段からやる癖をつけるのがベストだと思います。
それでは Until next time!・次回まで!
Reference List
※Kathleen M. Sullivan, Bachelor of Kinesiology,1 Dustin B.J. Silvey, Bachelor of Kinesiology,1 Duane C. Button, PhD,1 and David G. Behm, PhD. Roller-Massager Application to the hamstrings increases sit and reach ROM. Int J Sports Phys Ther. 2013 Jun; 8(3): 228–236.